洗い過ぎとお湯洗顔の罠

もし肌が乾きやすいと感じているなら、正しいと信じて長年実践してきた乾燥肌対策を一度見直してみませんか?? 一番失敗しがちなのが、顔を洗う時です。

まず、洗う回数に関しては1日に2回で十分です。3回以上洗っている方は朝の支度タイムと夜の入浴タイムの2回に減らして下さい。昼間、職場や学校にわざわざ洗顔道具を持参して洗っているのであれば、確実に“洗い過ぎ”です。

回数は特に多くなくても、1回1回力を入れ過ぎているケースも目立ちます。ぎとっとした鼻の周りを擦ってしまっている女性も少なくありませんが、擦り洗いは禁物です。肌のバリア層に摩擦が加わると、天然の保湿因子がどんどん流れ出てしまい、一晩寝たぐらいでは回復できなくなってしまいます。

泡で優しく洗っていても、洗浄力が強過ぎる洗顔料のせいでガード力がボロボロになっているケースも目立つのでご注意下さい。
また、お湯はぬるま湯を厳守して下さい。湯気が立つほど熱いお湯で顔を洗うと、皮脂が落ち過ぎてしまい、洗顔後にいくら乳液などで乾燥肌対策をしても潤い補充が追いつきません。

毎回温度を計る必要はありませんが、丁度良いぬるま湯に調節してから軽くすすぎ洗いして下さい。考え事をしながらずっとすすいでいる洗い方もNGです。
顔の洗い方は、もう何年間も同じやり方が習慣化しているものです。子供の頃からあまり洗い方が変わっていない方も。

勢いよくばしゃばしゃ水ですすいで目を覚ましている方もいらっしゃるかも知れませんが、汚れを落としつつ保湿因子を温存する洗い方をマスターしましょう。

クレンジングの盲点

乾燥肌対策はクレンジングの時点で取り掛からなければいけません。間違っているクレンジングのせいで、肌が乾きやすくなっている女性は大勢いらっしゃいます。

メイクの汚れを完全に落とそうと熱心になるあまり、肌の上で必要以上に指をくるくる回していませんか?? いくら指の腹を使っていても、押す力が強過ぎてしまうと皮膚に強い負担がかかります。優しい力でも、何度も撫で回すことで摩擦が起こり、普通の乾燥肌対策では追いつかないことも・・・。

スキンケアの時間短縮に役立つ拭き取りタイプ、シートタイプのクレンジングを使う機会が多いのも問題です。

指の腹でそっと肌に触れる程度の刺激でも、角質表面にとっては激しい摩擦によってダメージを負う、と指摘する皮膚科医も少なくありません。ゴシゴシ擦っていないから安心、と油断しないようご注意下さい。

また、濃いアイメイクをする習慣がある方は、目元用と普通の肌用のお化粧落としを使い分けなくてはなりません。洗浄力が強いアイメイク用のお化粧落としを顔全体に使ってしまうと、肌に元々備わっている保湿のための成分まで流され、皮膚の水分保持力が激減してしまいます。

既に「肌がすごく乾く・・・」とお悩みなら、渾身の力を込めて落とさずに済むよう、メイクを軽くすることに対策をシフトチェンジしましょう。

洗顔石鹸で落ちるコスメに切り替えるなど、強力なクレンジング剤に頼らなくても済むお化粧方法に替えること自体が、効果的な乾燥肌対策になります。

乾燥肌対策にならないタッピング

乾燥肌対策のために攻めの美容ケアに励んでいるのにいまいち効果が出ない・・・とお悩みなら、本当にその対策方法が合っているのかどうか見直すことが先決です。例えば一時期流行ったタッピングが肌の乾燥トラブルに拍車をかけているケースも増えています。

肌の細胞1つ1つがしっかりしている10代なら話は別ですが、妙齢女性にとってタッピングは乾燥肌対策にならない確率が高いでしょう。乾燥肌対策になる、と信じて毎晩一生懸命ローションを手やコットンを使って肌に叩き込んでいませんか??

いくらローションや美容液を使っても、肌を叩くスキンケアは逆効果です。ゴシゴシ擦るのと同じように、叩くケアも肌のバリア機能をガタガタにしてしまいます。
強く叩き込むケア、コットンで叩くケアの影響で、角質層にもの凄く細かい亀裂が入ることも分かっています。傷が入ってしまった肌は水分が蒸発しやすくなる上、成分は思ったほど浸透しません。

そもそも浸透性にこだわってつくられているローションは、叩き込まなくてもすっとなじませるだけで皮膚の奥まで行き渡るように開発されています。もし肌の奥まで潤い成分を届けたいなら、叩くのではなく浸透性にこだわるメーカーの化粧品に切り替えましょう。

肌の潤いを担当する成分は、4週間以上かけて生まれます。せっかく天然の潤い成分ができても、擦ったり叩いてしまう間違ったスキンケアを続けると簡単に失われてしまうので、ご注意下さい。

乾燥肌が加速する保湿剤?!

スキンケアに手を抜いているつもりはないのに乾燥肌対策が全然効かない・・・とお悩みなら、使っている保湿剤の成分に問題が潜んでいるのかも知れません。“保湿”と謳われているスキンケアアイテムの保湿効果には、かなり差があります。

とろっとしたテクスチャーのものは、いかにも保湿力が高そうに感じさせますよね。テスターやサンプルで実際に試してみて、とろとろしたテクスチャーが気に入って購入を決めるケースも少なくないはずです。

ところが、保湿力に優れている成分の中にはサラサラしたテクスチャーのものもたくさんあります。反対に、馴染み良くさせるために、皮膚に負担がかかる添加物が配合されているものも珍しくありません。

また、乾燥肌対策のために保湿効果を高めたリキッドファンデーションを使っている方も要注意です。保湿成分の割合が多いとファンデが馴染みにくくなるため、界面活性剤がたっぷり添加されている恐れがあります。

しかも、リキッド状のコスメは腐敗しやすいので、腐らないよう防腐剤の配合量も増える傾向があります。確かにコスメのカビは肌トラブルを起こす原因になる恐ろしいものですが、界面活性剤や防腐剤も肌の潤いを損ねる成分の1つです。

たった1回使うぐらいならともかく、毎日こういった成分入りのスキンケアアイテムでお手入れを続ければ、せっかくの乾燥肌対策の効果も思うように出ない結果に繋がりかねません。

テクスチャーや“保湿”と言う言葉を鵜呑みにせず、肌の乾きを加速させる成分が混ざり込んでいないかどうか1つ1つチェックしてから購入するかどうか、決めるのが理想的です。

マッサージで逆効果に??

乾燥肌対策のためにマッサージを日課にしていませんか?? 確かに血の巡りが悪いと肌が乾きやすくなりますが、マッサージをしているのに乾燥肌が改善されないなら“やり過ぎ”の疑いがあります。

スキンケアによる乾燥肌対策では、攻めよりも守りに比重を置いたお手入れが大切です。マッサージのように攻めの乾燥肌対策を行う時は、細心の注意を払わなければなりません。毎日ぐいぐい揉みほぐすのは論外で、2〜3日に1度のペースでそっとリンパを撫でるぐらいのアプローチが最適です。

肌が乾いている時、バリア層もガタガタに崩れています。その状態のまま指でプッシュしてしまうと、摩擦が強過ぎてかろうじて残っているセラミドまで根こそぎ流失してしまいかねません。

皮膚の乾きどころか、肌が傷ついている状態になると、どんなに優れた潤い成分を馴染ませても奥まで浸透できなくなります。ボロボロに傷ついた肌は保湿成分ですら異物とみなし、過敏に反応するようになります。

ほとんど水に近いローションでそっと手当てする必要があるのに、うっかりスペシャルケアに励んでしまうと取り返しがつかないレベルまで皮膚組織が壊れてしまいます。こってりしたマッサージクリームをたっぷりつけ、ぐいぐい揉みほぐすことができるのは、乾燥知らずの健康な肌だけ・・・と覚えておいて下さい。

「肌が乾いている時のマッサージ=セラミド流失の恐れがある攻めのケア」と認識することが大切です。自分が行っているケアが攻めか守りか、意識するだけでも随分違うはずです。

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